Cityかまがや100号 「鎌ケ谷の自然を訪ねて99」

二十五周年を迎えて…、 思うこと   写真と文 秋山秀一

 『Cityかまがや』が、とうとう、二十五周年を迎えた。改めて考えてみると、これは凄いことなのだと思う。  創刊号から執筆者に名を連ねている者としては、 「まさかここまで」  という思いの一方で 「二十五年も歳をとってしまったんだ」  という現実。と、同時に 「あっという間だったな」  というのが、今の正直な気持ちである。  今まで、連載二十一年というのはある。『ぐりーん&らいふ』という季刊の雑誌に「世界の森」というタイトルでの連載で、これはすでに終了した。『Cityかまがや』への連載は、これを抜いたことになる。  「秋山秀一の旅行術」は連載530回。でもこれは、週に一回書いているので、まだ、十年ちょっとだ。  『文芸広場』への連載「旅で出合ったもの」も百回を超えるが、これは月刊の雑誌。  こうして改めて考えてみると、二十五年という長きにわたって、発行し続けてきたことの凄さを思わないわけにはいかない。 創刊当初の、あの時の、強い思い、それが、全くブレていないことも凄いことだと思う。雑誌のスタイルも、取材の姿勢も、内容も…、全くブレていないのだ。素晴らしい。  花火をド〜ンと一発打ち上げることは、だれでもできる。でも、それを、続けることのできる人は少ない。そして、さらに、初心を忘れることなく、ずっと続けることのできる人は、めったにいない。

 二十五周年といえば、今、日本をはじめ世界二十数カ国で演じられている人気のミュージカル「オペラ座の怪人」の本家本元、ロンドンのハーマジェスティズ劇場での公演が、今年二十五周年を迎えた。一九八六年の初演で、ミュージカルのストーリーも、音楽も、初演の時と全く変わっていないのだ。二十五年ものロングラン、というのも凄いことだが、初演の時と全く同じ内容のものが演じられているということ、このことにこのミュージカルの偉大さを思う。  それでいて、連日ほぼ満席の状態が続いている。凄い。  ハーマジェスティズ劇場での「オペラ座の怪人」も、『Cityかまがや』も、ともに、今年、二十五周年を迎えたことに、改めて、《おめでとう》と、心から、お祝いのエールを!  ロンドンを初めて旅したのは、一九七九年のこと。その時以来、八十三年と八十五年の二年間を除いて、毎年ロンドンに行っている。とくに、この十年は、ロンドンに行くたびに、ハーマジェスティズ劇場で、「オペラ座の怪人」を観てきた。  こちらは、一観衆としての参加だが、『Cityかまがや』とは、執筆者として関わっての参加である。こんなに嬉しいことはない。こんな素晴らしい鎌ケ谷のまさに良心、文化ともいえるタウン情報誌に創刊号からずっと関わってくることができたなんて、嬉しいね〜、ありがたいね〜。感謝、感謝である。これからも、この『Cityかまがや』がある限り、「鎌ケ谷の自然を訪ねて」、まちあるきを楽しんでいきたい。そう、強く思う。

 今、NHKラジオ第1放送金曜旅倶楽部「旅に出ようよ」という番組に旅のプレゼンターとしてレギュラー出演している。11月4日の放送では、東京・墨田区をとりあげ、取材のために4度、現地を歩いた。鎌ケ谷市役所屋上から見えた東京スカイツリーについて、このコーナーでも触れたことがある。で、今回は、その延長線上で、東京スカイツリーにぐっと迫った写真を紹介することに…。 (旅行作家・東京成徳大学教授  観光文化学科長)

業平橋駅から見る東京スカイツリ 牛嶋神社そばの露地の向こうに東京スカイツリーが見える 向島の路地を歩くと
向島百花園から眺める東京スカイツリー 見番通りから見る東京スカイツリー 東京スカイツリーを真下から見る