Cityかまがや105号  鎌ケ谷の自然を訪ねて104

東へ5度、を、歩く   写真と文  秋山秀一

 前回、東経140度の経線が鎌ケ谷市内を通っていることにちょっと触れ、新鎌ケ谷駅前の広場にひかれた東経140度線の写真を2点載せた。  それを見たという人から、 「東経140度線がひいてあるのは、あそこだけなんですか」  と、早速反応があった。  鎌ケ谷市役所の担当者に確認すると、 「ちばコープの所など、他にもあります」  とのこと。
 それでは、ということで、今回は、市内にひかれた東経140度線を辿って、写真を中心に、紹介することに…。タイトルは、「東へ5度、を、歩く」。
 1月29日の午後、東武鎌ケ谷駅に集まったのは、お馴染みの東京からやってきたHさんと、鎌ケ谷市民のMさん。そして、この日の案内役、Kさん。   まず向かったのは、ちばコープ駐車場の南側に隣接する歩道。 「線をひけるのが公共の場所に限られているので…。歩道はいいんですけど、車道はダメなんです」  と、Kさん。   当然のことながら、東経140度線は南北に真っ直ぐひかれている。歩道上にひかれた140度線の上に立って、Hさん、携帯電話を取り出して何やら…。 「GPS機能がついているので…」  今いる場所の緯度、経度が確認できるのだ。  で、その表示画面を見ると、140度00分00秒の次に114という数字が並んでいた。まさに、東経140度。凄いもんである。ちなみに、緯度は北緯35度45分45秒…だった。

 ちばコープの駐車場を斜めに横切るように東経140度線は北に延びて、車道をまたいで、道野辺本町公園との間の歩道上に線がひかれている。  公園の北側の出入り口にも線がひかれていたので、Kさん、Mさん、そして、Hさんの3人に、それぞれの140度線の上に立ってもらい、真直ぐ並んでいる写真を撮った。これも、おとなの遊び。
  「今度文化ホールができるじゃないですか。あそこにもどこか通るんです」 「東経140度チョコレートなんかあってもいいですね」 「越谷オサム『陽だまりの彼女』という小説、鎌ケ谷が舞台になっているんです。それが、今度映画になるんです」  そんな話をしながら、次なるポイント・市役所方面に向かって船取線に沿って歩く。  このあと市役所に隣接する新鎌ケ谷二丁目公園、それに隣接する歩道上にひかれた東経140度線、さらに、駅の西側のロータリーにひかれた線を見て写真を撮った。


 今まで歩いた道を確認するために市役所屋上に上ると、そこには、 日没の風景を見るために百人を超す人々の姿が…。我孫子や柏からやってきた人もいる。 「いや〜、驚きました。知り合いに会いました」   と、Mさん。 「屋上がNHKのテレビで取り上げられてから、すごいんです…」  タイミング良し。我らも皆さんに混じって、日没の風景を楽しむことに…。写真も、パチリ。

 いい気分になったところで、新鎌ケ谷駅前の広場にたつ、線上の街灯に照らされた東経140度線を見て、市内の店で、一杯。これが、また、旨いんだな〜。 (旅行作家・大学教授・旅楽舎代表)