Cityかまがや107号  寄稿

妊娠に対する日本の制度と私の感謝 ディヌ バズラチャルヤ

 日本の夏は7回目。今年は一番暑い。熱中症で命を失った方々の事を聞き、これはネパールではあり得ないと思います。熱中症のため自分なりの予防をしていると思うが、日本政府も、この問題は個々の問題だけではなく国全体の問題として一緒に努力して熱中症予防対策を行っている。やはり、国民の安全は国家の安全だという優しい考えを持っているからでしょう。

 今経験している「日本の妊婦に対する制度」について話したいと思い、今回のエッセーのテーマにしました。今まで色々な方々にお世話になりましたが、特に三鷹市、武蔵野市の保健センターの方々に感謝の気持ちを伝えたいです。そして他の女性留学生や外国人の方々に紹介したいと思います。

 留学中ですが、今妊娠中です。日本で出産する事を決め、妊娠中に受けられる制度を、一般の日本人と同様に受けています。最初の検査や、国民健康保険や、初めての妊娠・出産に対するサポートやアドバイスなどがあるのは、ネパールでは考えられないとってもいい制度です。

 女性にしか経験できない素敵な妊娠の時期、新しい命を授かり、ママになる思いと喜びは世界中すべての女性は同じ。しかしその喜びと共に色々な悩み事もたくさんありました。妊娠中、胎児の命を守れるか、体の変化、つわり、毎日の生活、健康、食事などの悩み、陣痛や出産のときの辛さを乗り越えられるか、出産後、理想のママになり子育てできるか、子供により良い人生を与えられるかどうか色々考えていました。このような状態で、主人や知り合い以外、相談相手になってくれたのは市役所の保健センターと育児センターでした。

 妊娠中の生活、食事、運動、母親学級、出産に必要なガイドなどすごく助かりました。出生届けを出す手続きの仕方も教えてくれました。オムツの替え方、抱っこの仕方、お風呂の入れ方、母乳のあげ方も出産前に自分一人でできるような指導の制度はすごくありがたいシステムです。

 現在私は自信を持って、出産日を待ちながら子供を迎えることを楽しみにしています。妊娠中自分は悩んでいる時いつも相談に乗ってくれた市役所の育児センターの方たちへ感謝の気持ちを伝えたいです。将来ネパールでもこのような制度があればいいなと思うようになりました。(亜細亜大学大学院生)