Cityかまがや110号 NETWORK

鎌ケ谷の子どもたちへ 地域の協力を得て  つなげていきたい音楽劇  

 平成26年3月7日(金)西部小学校体育館で二つの音楽劇が上演されました。2作品とも脚本むたなごみさん、作曲は鈴木智恵先生。  これらの作品には子どもたちに自分の住んでいる街に「分水界」と言う宝物があることを知って欲しいこと、そして昔からずっと続いてきた「おしゃらく踊り」を宝物として保存、継承、広めていきたいとの思いが込められています。特に「未来への伝言」は地域の方との協力が無ければ出来上がらない劇です。

みくまり ~分水界のある街~ 4年生  

 雨にふんした水色、ピンクのマントを着た子どもたちが登場。この地から水が3方向へ流れて行くことを教えて、水を大切にして欲しいと歌い踊る。そこへ「僕たちだけが悪いんじゃないよ」と黒いマントで酸性雨が登場。「人間が僕たちを黒くしてるんだよ」と歌う。雨の音、水の流れる様子などの曲を子どもたちがピアノ伴奏で盛り上げた。最後は合唱を会場に響かせ終演。
 むたさんが脚本作りのきっかけを得たというまなびぃプラザ入り口に設置されている分水嶺(界)のモニュメントには「北総台地の高台にあり地盤も強く活断層もない地震に強いまちです。手賀沼、印旛沼、東京湾に流れる地点として全国でもめずらしいのです。鎌ケ谷の宝物です」と書かれています。
 子どもたちは自分の住む街に分水界と言う宝物があることを意識し、水の大切さ、環境や自然、地球について、劇の練習を通して多くの事を学びました。
*みくまり〈水分〉水配り(みくばり)の意。山から流れ出る水が分かれる所。(広辞苑より)

未来への伝言 ~おしゃらく大使の誕生Ⅱ~ 5年生  

 総合学習の授業の中で市指定無形民族文化財「おしゃらく踊り」をみんなに知ってもらい、残していくにはどうしたらよいかを考えながら、鎌ケ谷の歴史と伝統文化を学んできました。
 上演に向けては「おしゃらく踊り保存会」の方に踊りを習い、新しく作られた「おしゃらく音頭」も一生懸命練習しました。  この日の舞台では「おしゃらく踊り保存会」の方と扇をゆったり使いながら踊り、練習の成果を見せた。明治時代の開墾の頃の場面では、当時の暮らし振りを着物や小道具の鍬、斧、しょいかごを使って上手に表現。フィナーレは全員で「おしゃらく音頭」の群舞。大太鼓が響き、現代調のリズムに乗り、赤い扇を流れるように振り精いっぱい踊った。

5年学年主任・澤田英里子先生談  「おしゃらく踊り」を知るところから始め、その継承と発展をクリアするのにはどうするか、手探りで学んで来ました。子どもたちの力を引き出し、伸ばす事を心がけてきましたが子どもたちは見事に演じてくれました。保存会の皆さんには感謝しています。 音楽専科・鈴木智恵先生談  子どもたちは、大勢のお客様の前で気持ちを合わせて演じ、たくさん拍手をもらって、とても嬉しかったと思います。  音楽劇の練習を通してみんなで作る喜びを味わい、少しでも自分の住む街を誇りに思える気持ちになったら幸いです。
*おしゃらくの意=「おしゃれ」という言葉がなまって「おしゃらく」になったと言われている。