Cityかまがや112号インタビュー

プロレス道を極めたい!
女子プロレスラー    倉垣  翼さん

ぷろふぃーる 昭和50年12月7日鎌ケ谷で生まれる。本名倉垣靖子。第五中学校、流山南高校卒。JWPのオーディションを受け合格。プロレスラーとしての道を歩み始める。2年後体をこわし退団。築地市場で働くが,事故にあい、九死に一生を得る。人間死ぬときは死ぬんだからとプロレスへの思い絶ちがたく再び古巣へ。昨年10月JWPを退団、フリーのプロレスラーとして活動している。162㎝85㎏。




☆おめでとう☆
OZアカデミー認定無差別級 第15代チャンピオンに

 10月13日(月・祝)後楽園ホールにて行われたタイトルマッチ戦・60分1本勝負で、倉垣翼選手が、22分41秒ハンマーウイング(ダブルハンドブロー)→片エビ固めで第14代王者AKINO選手を破り第15代王者となりました。


■ 初めて見た試合は鎌ケ谷の体育館 ■

―女子プロレスラーになろうと思った動機は?
 中学生の頃女子プロレスの試合の割引券をもっていた友人に見に行かない?って誘われて、鎌ケ谷の体育館で初めて試合を見ました。その時はそんなでもなかったのですが、男の子などに聞くと、奥が深いんだよ、と。その後プロレス雑誌を読んだり、試合をちょくちょく見に行くようになりました。家は体育館のすぐそばでしたから。そのうち応援したい選手が出てきて、持久走頑張ろう!なんてパワーをもらっていました。それがいつの間にかパワーをもらうだけでなく、与える存在になりたいと思うようになっていきました。  アジャコングさんやブル中野さんが活躍していましたね。
―二人は今でも活躍していますね。
 はい。昨日はアジャ様の誕生祝で、私11時間、水(?)を飲みながら参加させてもらっていました。
―危険な仕事ですから家人の反対もあったと思いますが。
 今は一番の理解者で、いつも試合を見てくれたり、写真を撮ってくれたり様々な応援をしてくれている父ですが、オーディションを受ける時、父には言えなくて、親の承諾書は友達に書いてもらいましたね。20人くらい受けて10人ぐらいが合格しました。
―オーディションではどんなことをするのですか?
 スクワット、腕立て伏せ、垂直跳び,腹筋、背筋、縄跳びなど基礎体力を見るのでしょうね。スクワット100回はきつかったですね、やった後、足がぶるぶる震えました。
―同期の方は今もご活躍ですか。
 あ~もう私だけになりました。カルロス天野(OZ所属)がいたのですが、彼女とは寮も一緒で、ライバルでもあり、親友でもあったのですが、脳幹に傷ということで、ドクターストップがかかってしまい、引退ということになりました。残念です。  いつ自分もそうなるかわからないと思って生きています。でも怪我を怖がると逆に怪我をするので、一戦一戦楽しもうという気持ちで向かっていきます。

■ 選手の細胞は若い ■

―年齢的にはいくつくらいまで、できるのでしょう?
 一生やり続けたいと思っています。戦っているときに生きているという実感を感じるのです。 若い時は一晩寝れば回復という感じでしたが。年齢が行くと、体のメンテナンスも必要になってきます。ドロップキック一つをとってみても人それぞれにキックの仕方は違うし、自分に合ったやり方を模索していく、奥が深くて、尽きることがありません。芸術に近いものを感じます。だからやめられないのです。
―何をお客様に見てもらいたいと思いますか。
 試合は勝ち負けだけではないと思っています。そこでどんな技を出せるか、ですね。やられてもやられてもやり返してやるという強い気持ちを受け止めてもらえればうれしいですね。
―ユーチューブなどを見ますと、とても色っぽいのもありますが
 会によって特性がありますが、自分の目指すものは、「技」です。椅子や物は使いません。人とは違った自分だけの技が見せられるといいなと思っています。新人の頃ダイナマイト関西さんの付き人をしていたのですが、ずっとこの人を超えたいと思ってきました。この間アジャ様と組んで、タッグマッチで関西さんに勝てたけど、それは自分の力ではなかったので、シングルで当たって、勝ちたいなと思っています。
―昨年JWPを退団した理由は。
 JWPにも若手が入ってきましたし、15周年の節目を迎え、いろんな人と試合がしたいと思いフリーになりました。団体に所属していればある程度生活は保障されている。守ってもらえる。そんなところから抜けて、自分でプロモートまでするのは大変ですが、周りがいい人ばかりで、みんなで見に行くからねと言ってくれて、本当にありがたいです。
☆   ☆    ☆  
「あはははは」豪快な笑いが印象的だ。よく笑いよくしゃべる。明るい人である。新人の頃付き人してましたから家事など何でもできます、と胸を張る。  最近妹が嫁に行ったので、父は寂しがりお前は当分嫁に行かなくてよいと言われたとか。5人兄弟の長女。生まれ育った家には何時も動物がいた。そのせいか動物大好き、8年ほど前から「市原ぞうの国」にはまり、時間があるとゾウやカピバラにあいにゆく。なぜかゾウが彼女に挨拶をしに近寄ってくるのだそうだ。  プロレス技にこだわり、その道はこれで良しということがない。求めても求めても完全ということがない奥深さがあるという、それは「プロレス道」というような感覚かもしれない。