Cityかまがや114号 鎌ケ谷の自然を訪ねて113

いま、熱く燃える、自然の中の「ボールパーク」
~鎌ケ谷スタジアム~


写真と文 秋山秀一


 鎌ケ谷スタジアム(鎌スタ)が、いま、熱い。夏になったから、暑い、というのではない。スタジアムで働くスタッフ一人ひとりから、温かい、ホスピタリティ溢れる不思議な熱気のようなものが感じられ、それが、グラウンドから、スタジアム全体に伝わってくるのだ。
 4月の最終日曜日、山藤が満開に咲く鎌ケ谷の自然に囲まれた、鎌スタを訪れ、試合を観戦し、話を伺った。
 「以前は、鎌ケ谷に野球場がある、それだけだった。でも、今は違います。地域にどう貢献していくか、それをつねに考えています。特に、ここ数年、大きく変わりました」
 スタッフの一人、Kさんが言うように、鎌スタはここ数年、大きく変わった。

 2013年に、画質が日本一の〈鎌スタ☆ビジョン〉ができ、一塁側ブルペンの隣に〈鎌スタ☆プール〉もオープンした。
 昨年は〈カフェ☆カビー〉がリニューアルされ、〈鎌スタグッズ販売機〉、〈鎌スタ☆キッチン〉、〈鎌スタ☆レッチ〉ができ、三塁側プルペンの先に〈鎌スタ☆茶畑〉もできた。
 この日、試合の間中、〈鎌スタ☆キッチン〉には、常に行列ができていた。300円の鎌スタドッグは人気で、百円のかき氷は、カップに入れてくれたかき氷に、お好みのシロップを自分でトッピングする。これも、人気の一つだ。
 2012年にリニューアルオープンした、オリジナルグッズを売っている〈くまのこ百貨店〉には、「ここでしか売ってないもの」があり、札幌から買いに来る熱心なファンもいるとのこと。
 実は、〈鎌スタ☆ビジョン〉の裏、駐車所の隣にできた〈鎌スタ☆レッチ〉にあるストレッチ用具は、すでに、何度か、利用させてもらっている。ホッピング、フットステップ、アーチボールなど5種類のストレッチ用具は、手軽で楽しみながら運動でき、しかも、無料。鎌ケ谷の自然を感じながら、親子でストレッチ、も、いい。

 4月26日の日曜日、2千人を超える人々が鎌スタを訪れた。
 グラウンドで繰り広げられる、選手の野球に挑む真剣な姿。それを、これほど間近で見ることが出来るなんて…。
 感動した。なぜだかわからないけれど、心の中に、新鮮な発見のようなものを感じ、モヤモヤッとしたものが、パア~と、飛んでいった。おかげで、仕事のちょっとしたアイデアも浮かんできた。ありがたいことである。
 野球を楽しみ、試合の間にスタジアムで繰り広げられるイベントも、楽しんだ。マスコットのカビー君も、大活躍。カビー君の動きを見ていると、楽しいだけでなく、なんとなく癒されるような、不思議な気持ちになってくる。
 鎌スタで、生で、野球の試合観戦。この臨場感を一度経験すると、癖になる。今まで一度も鎌スタに行ったことのない人、一度、出かけてみませんか…。それだけの価値、ありますぞ~。
 平日はシルバーパスの人ばっかりのときもあるとのこと。でも、「ここに来ていると家族の人も安心だっていう人もいるんです。お金使わなくても、楽しんでいただければ…」
 という話を聞いて、そういうホスピタリティ溢れる感覚に、改めて、感動。
 外野席でシートを敷いて、お弁当を食べながら家族で観戦している人もいた。楽しみ方も、いろいろ。このスタジアムを起点に、まち歩きを楽しむのも、いい。
「鎌スタサポーターズクラブは、明るく元気なまちづくりを目指しています」とC☆B(カビー)通信に書いてあるのも、いい。
 アイデア豊富、行動力のあるディレクターNさんの話を伺い、
「こういう人がいる鎌スタはもっともっと進化していくに違いない」と確信した。
『鎌スタのある、鎌ケ谷』。今後、いろいろな所から、そんな声が、聞こえてきそうだ。
(旅行作家・大学教授・旅楽舎代表)

上記写真説明 左から

▶〈カフェ☆カビー〉〈鎌スタ☆キッチン〉に並ぶ人・人…▶5種類のストレッチ用具のある〈鎌スタ☆レッチ〉。▶カビー君と一緒に子供たちも、イベント参加の準備を…▶みんなそろって、ラジオ体操も…