Cityかまがや115号

ネパール大震災後の現状とTransparent Edu Hands Foundation「TEH・手」という財団      ディヌ バズラチャルヤ

 2015年4月25日(土)ネパールはM7.9の大地震と5月12日の大余震M7.3に襲われ、カトマンズ(首都)はじめ多くの地域で被害者を出しました。地震で約9000人の死者、ほぼ60万戸と70%以上の学校が全崩壊しました。現在、避難所で生活を続けている数十万人の人々(子どもが多数)がモンスーン季節の激しい雨により、下痢、熱の病気で二次的な災害と闘っています。震災の日から現在まで断続的に続いている余震で多くのネパール人が精神的な被害も受け非常に苦しい生活を続けています。

 復興のため、ネパール政府、援助機関と国民たちが多様な活動をしています。多くの国々から多額の支援を受けているにもかかわらず、子どもの教育に対する支援費が非常に少ない状態です。支援の大部分は最優先の国民の生活にまわし、子どもの教育や学校再建設になかなか支援が届かないのが実態です。  現在、地域や個人的な支援の協力で仮設学校の建設が始まり、学校に通うようになっていますが、震災で両親を失った子どもたちは住む場所もなく学校に行けない状態で、地震の影響を最も多く受け、非常に深刻な生活をしています。

 このような状況を把握し、私と主人たちで皆様の支援を受け、親を失った子どもに頼られる里親になるつもりで「TEH」を設立しました。今後、教育のための支援者だけではなく、親子の関係も結べるように「TEH」を継続させて行きたいと思っています。義援金の活動はどのように使われているか確認できるように、すべてをウェブ上に掲載致します。皆様の信頼を保ちながら日本とネパールを繋ぐ橋になれるような活動を実施することとなりました。  ネパールの子どもたちの教育サポートとご支援に関心のある方は、ぜひご協力をお願い申し上げます。 http://helpnepa.weebly.com/ (御茶ノ水女子大学大学院博士課程人間発達科学専攻在学中)