Cityかまがや115号インタビュー
シンガーソングライター 田悟志さん


ひろげよう、鎌ケ谷の輪


ぷろふぃーる  野田悟志(のだ・さとし)  1988年岐阜県生まれの鎌ケ谷育ち。西部小、第三中・鎌ケ谷高校・法政大学経営学部市場経営学科卒。東京都民銀行に勤務。3年後銀行を退職、国立音楽院に通う。現在シンガーソングライターとして活動。鎌ケ谷市北初富在住。

■ ライブで発信 ■

―先日のライブ「鎌フェス!2015 ひろげよう、鎌ケ谷の輪」、成功おめでとうございました。
 鎌フェスは3回目になり、毎回違うグループの皆さんが出演して、盛り上がっていただけてうれしい限りです。来年の4回目はさらに大きな輪になるよう努力していこうと思っています。「きらりホール」でできたらいいなと思います。

―北初富駅1分の所にこんな素晴らしいライブハウスがあるのもすごいですね。昼間外から見るとまるで倉庫みたいですが。
 家からも近いしここ大事にしていきたいです。オーナーさんが音響にこだわる方で、音響はいいし、CD録音もできるのです。

―鎌高出身者が多かったですね。
 はい。私の後輩たちですが、今年の卒業生が多かったです。今回は歌ばかりでなく、朗読やフィンガーダンスなど違うパフォーマンスを取り入れてみました。

―プロデュース力もあるのでは。
 いえいえ。私の力は微々たるもので、今まで出会ってきた方々皆さんのおかげです。人との出会いは本当に大切で、会社時代の人も含め、専門学校の先生のところには今でもレッスンに通っているし、皆さんに助けられています。

■ 夢に向かって ■

―銀行マンからの転身ということですが、何がきっかけですか?
 社会人になってから、誘われて、バンドを始め久しぶりにピアノに触ったら、目覚めてしまったんですね~。誘った友人たちがやめてしまって行く中で、私はどんどんこの世界にはまっていきました。

―会社に未練は?
 仕事の面でもまだ修行中で、3年営業をやりました。もちろん悩みましたよ。子供の頃ピアノを習っていたとはいえ、それほど一生懸命やっていたわけではないのに、なぜか取りつかれてしまって。でも高校時代からやっている人と比べると差がある。それを縮めるために、シンガーソングライターとしてのスキルアップを目ざして、国立音楽院という専門学校に1年通い、ピアノ、歌、コード進行、理論など勉強しました。

―家族の反対は?
 まあ、内心はどうかわかりませんが、快くこの道へ送り出してくれました。特に母は協力的で、Cityかまがやを教えてくれたのも母です。  今、生活費は必要なので八丁堀の会社でSEとして働いて、夜や休日にライブや曲作り、そして歌やピアノのレッスンに通ったりしています。

―曲作りでは、どんな事がテーマになりますか。
 等身大の自分しか書けませんから、日頃思っていることや自分の感情を盛り込んでいます。例えば先日3枚目のCDを作ったのですが、「胸を張れ」は小さなころからほめて育ててくれ、歌の道を決めた時も「胸を張って進め」と励ましてくれた母への感謝の気持ちを歌い、「再出発」ではいつか夢に描いた自分になれると信じて生きる自分の気持ちを表現したものです。

―歌詞と曲はどちらが先に?
 いろいろです。詞と曲が同時の時もあり、いいフレーズが浮かんだり、気になる言葉があったりしたら、忘れないように携帯に録音して、家に帰ってピアノで弾いてみます。  また言いたいこと伝えたいことがあった場合、それをどう伝えるか納得できるストーリーを組み立てていきます。1か月に4曲は作りたいなと思ってやっています。  それから多くの人に自分の存在を知ってもらいたいので、いろいろユーチューブにアップしていますので、聞いてみてください。

―自作の曲ですか?
 自分の作詞作曲もありますが、「きらり鎌ケ谷」「西部小学校校歌」などもカバー曲として歌ってみました。

―子供時代はどんな子でした?
 真面目なおとなしい、いい子だったと思いますよ。中・高校時代はバドミントン部でした。中学校は3中・4中にしかバドミントン部はありませんから、県大会常連校でしたね(笑)。

*   *  今勉強中!と朗らかに笑い、声がかかれば無料で北海道まで行って、ライブをこなす。  ピアノを巧みに弾きながら聞かせる高音の歌声が美しい。  「鎌ケ谷は駅に降りたっただけで安心する、何でしょうねこの気持ち。何故だかわからないけれど、この街が好き」だという。そんなとき心にどんな風が吹いているのだろうか。様々な経験や体験をしながら、己の心をじっと見つめて、素晴らしい歌を作っていただきたいと思う。  何の保証もない「音楽」に人生をかけた若者が今後どう生きていくのだろうか?という心配とともに、市民が口ずさみ、みんなで歌える曲ができることを期待したい。  そしてさらに、皆に愛される歌手に!と願うばかりである。