Cityかまがや118号インタビュー

NPO 法人KAOの会事務局長 工藤敬さん

「季節の花と共に 鎌ケ谷駅前に賑わいを」

鎌ケ谷駅前でのイベント予定
★キャンドルナイトinかまがや (6月夏至の頃)
★駅前夏まつり(7月末頃)
★クリスマスinかまがや  11月末頃地元小学生と子ども会がミニツリーの飾りつけ。駅前のヒマラヤスギにはイルミネーション点灯。クリスマスイブの頃地元小・中・高校生吹奏楽やクリスマスコンサートなど。


■ 20歳まではしっかり勉強 ■

ー事務局長就任のきっかけは?
 鎌ケ谷高校の校長をしていましたので、クリスマスコンサートや夏祭りイベント、キャンドルナイトなど生徒たちに活躍の場を与えていただいて、ご縁ができました。でも街づくりに関しては素人なんですよ。皆さんの支えがあって何とか務めております。  水・木・金曜日の週3日はこの事務所に来て月・火曜日は江戸川大学で教えております。
ー何を教えておられるのですか。
 国語の教師をしていましたので、大学でも「言葉と表現」とか「話しことば」について等の授業です。
ー最近の大学生はどうですか。
 うちの学校は地味で穏やかな生徒が多いです。 
ー長い教員生活での一番の喜びはなんでしょう。
 そうですね~。「先生のような先生になりたい」と言って先生になってくれた子がいたということですね。どんな先生に出会ったかでその子の人生が変わるわけですから…。教師としては一番うれしいことです。
 お母さん方が「好き嫌いなく食べなさい」と子育てするように、勉強させなければならない時期ってあると思うんです。自分自身を振り返って見ても、20歳くらいまではそういう環境に子供たちをおいてあげたいですね。  あとで学習しても網目にくっついただけの知識はたたけばすぐ落っこちてしまう。子供時代に勉強したことはよく覚えているし、何か言われたことが、感動的だったりする。ひょんなきっかけから、やる気を起こしたりして、伸びることもあるので、そんなきっかけをたくさん作ってあげられるとよいですね。

■ いつもきれいな花を咲かせて ■

ーKAOの会は鎌ケ谷でいちばん最初にできたNPO法人ですね。
 東武鎌ケ谷駅東口土地区画整理事業(昭和63年)の際、地権者が主体となり、駅前広場とそれぞれの宅地を一体とした整備計画を立案、官民共働で行いました。
 地域住民も地権者も行政も心を一つにして取り組みました。市民の庭を目指し「水と緑と賑わい」をコンセプトにしています。青、緑、オレンジ、の色で表現しています。ウッドデッキや歩道の色も心和むと思います。鎌ケ谷のカオとなるべくKAOの会と名付け、住民主体の「親しみやすいまちづくり」をめざしています。
ー土地区画整理事業でのまとまりがこういった今の形を生み出したわけですね。
 この事務所がある真ん中の「カーラシティ鎌ケ谷(平成12年竣工)」南側の「カーラシティ鎌ケ谷弐番館(平成18年3月竣工)」、北側の「サンクタス鎌ケ谷ステーションファースト(平成18年7月竣工)」の建物の維持管理、駐輪場管理などにも携わっています。
ーいつも四季折々の花が咲いていますが、どういうシステムですか。
 駅前の空間整備は鎌ケ谷市からの委託を受けて、一年を通じて一日も休むことなく清掃や除草・植木の手入れ等をしてもらえる体制を作ってきましたし、これからも続けていきたいと思います。  私も個人的には園芸は大好きで、いただいた胡蝶蘭を家で翌年咲かせていますよ。
ーすごいですねえ。じゃあ駅前の花も気になるでしょう。
 駅前の景観、駅に降り立った時の第一印象はとても大切だと思います。  街の顔づくりのために、市のほかに駅前広場に面している3棟のマンションの皆様に景観管理費をご負担いただいていることは、官民一体の取り組みの一つではないでしょうか。
ー それで鎌ケ谷駅前の美しい景観が保たれているわけですね。イベント開催はどんな形で?
 駅前自治会、商店街振興組合、そしてカオの会の3団体で「ふるさとづくり推進協議会」を作り、様々なイベントを開催しています。年々盛り上がってきてはいると思いますが、最近は市役所のある新鎌ケ谷に押され気味なので、本家として頑張っていきたいです。

ぷろふぃーる工藤 敬(くどう・たかし)  昭和28年大阪生まれ。6歳まで大阪で過ごし、仙台、市川へ。市川学園、國學院大學を卒業、千葉県立高校教諭を経て校長に。平成26年3月60歳にて鎌ケ谷高校校長を退職。同年4月からKAOの会事務局長に。現在江戸川大学(流山市)講師。趣味山城歩き、園芸。O型。
*   *  *  ちょっと寡黙で物静かな人である。歴史好きで山城歩きが大好きという。が、退職後の方が忙しいくらいで、なかなか最近は行けないんですと残念がる。天守閣のある立派なお城も良いけれど、要塞として作られた山城に、なお一層戦国の歴史ロマンを感じるようだ。  本誌歴代インタビュー頁をくくりながら、鎌ケ谷高校卒の歌手野田悟志さんの記事に目を止めて、「夏のイベントなどに出てもらいたいなあ」と。「でも予算もなくて。来てくれるかな?」と心配する。  駅前は今パンジーが満開。「かまたんの顔を作ったんですけれど、わかってくれたかしら」。花植えに参加した友人から声をかけられた。「ええっ、駅から下りてくると見える?」「いや、東武線下りホームから」*   *  *