Cityかまがや120号(2016年冬号) 鎌ケ谷の自然を訪ねて119

鎌ケ谷・新発見!旅の楽しさを語る   写真と文  秋山秀一

 「お楽しみ会で、何かお話ししていただけないでしょうか」  〈東武援護グループこだま〉の会長、古川武善さんに、そう言われ、「もちろん、喜んで」と、答えた。そのあと、「実は、10月6日を予定しているんですけど、その日はいかがでしょうか…」とも。  手帳を出して、ほかに約束のないことを確認してから、快諾。  話のテーマは、『鎌ケ谷・新発見! 旅の楽しさを語る』
 
後日頂いた案内のチラシには、「1街区にお住いの旅行作家・秋山秀一さんをお招きして楽しい旅のお話を伺います。今回は鎌ケ谷の名所・旧跡から私たちの知らない鎌ケ谷の素敵な所など、海外取材も豊富な秋山さんに、外に出て味わえる楽しさ、すばらしさをお話して頂きます。きっと新発見があると思います」 と、書いてあった。

 今まで30年に渡って、鎌ケ谷の自然を訪ねて、いろいろ歩いてきた。確かに、鎌ケ谷には、意外に知られていない素敵な所がたくさんあると思う。  「外に出て味わえる楽しさ、すばらしさ」も、感じることができる。これは、話を聞きに来てくださった皆さんに喜んでいただかなくっちゃ…、と、気合も入る。

 当日、会場となった東武鎌ケ谷集会所には、40名弱の高齢者の皆さんが集まった。始まる前から、皆さん、いい表情をしている。こちらの方が元気をいただく感じである。何を隠そう、このぼくも、高齢者の一人。  せっかくお集まりいただいたのだから、話が終わった後に、何かひとつでも得したような、そんな気持ちになっていただければいいな~、と思って、話し始めた。

 導入で、橋田壽賀子『旅といっしょに生きてきた』、笹本恒子『好奇心ガール、いま97歳』、白澤卓二『40代から始める100歳までボケない習慣』など、この日のために再読したこれらの本に書いてあるちょっといい話をほんの少し紹介。そのあと、いよいよ本題。  「囃子清水」、「ふれあいの森」、「粟野の森」、「東中沢ふれあい緑道」、「貝柄山公園」、「下総小金中野牧跡(捕込・野馬土手)」、「鎌ケ谷スタジアム」などについて、さらっと話をしてから、市役所屋上からの眺めやコミュニティバスについて、「Cityかまがや」に連載中のこのコーナーに書いてきたことを材料に、話を進めていった。


 資料として、地元鎌ケ谷について描かれた地図もいろいろと、配布した。  〈ふるさとかまがや散策マップ〉、〈鎌ケ谷TOUR GUIDE MAP〉、〈おかしな鎌ケ谷MAP〉、〈かまがやぶらりマップ〉、防災マップを兼ねた〈鎌ケ谷市ガイドマップ〉、〈新鎌ケ谷地区周辺散策マップ〉…。  「こんな地図があるなんて知らなかった」「いい地図ですね」という声。さらに、「この地図もって、鎌ケ谷、歩いてみたくなりますね」なんてことを言われると、ジ~ン、ときて、「良かった」と思う。

 鎌ケ谷には、こんなにも、中身の濃い地図が、いろいろと、あるのである。  カメラをもって、鎌ケ谷を歩く。なんでもいい。気に入ったものがあったら、パチリ。テーマを決めて撮るのも、いい。そのためには、歩かなくっちゃ…。それが、いい。 「カメラは、一種の健康器具」なのである。そして、ちょっと、ヨソイキの格好で、オシャレをしましょう。これが、また、いいのである。出かける。人と会う。しゃべる。笑う。歩くことは、いいことなのだ。  鎌ケ谷の坂道を歩くことも、楽しい。鎌ケ谷市内には、歩いて楽しい所が、たくさんあるのである。  今まで気づかなかった鎌ケ谷の魅力を知り、歩いてみる。すると、ちょっといい気分になり、もしかしたら、もっと他にもいいところがあるかもしれない、これからもこのまちで暮らしていきたいな~、と思うようになる。かもしれない。

 それで、いいのだ。元気でなくてもいい。あくまでも、自分のリズムで…。そういったことは、歩いたから、わかること。なんといっても、歩くことは体に、そして、心の健康にもいいことなのである。さあ、鎌ケ谷・新発見! 身近な旅、鎌ケ谷でまち歩き。旅の楽しさを満喫しよう!(旅行作家・元大学教授)
 
写真1 鎌ケ谷を歩いて、いつまでも元気で   写真2 鎌ケ谷・新発見!楽しいひと時を…   写真3 こんなにもいろいろな鎌ケ谷の地図がある  ︱