タウン情報誌 Cityかまがや122号(2017年夏号)

アマギヨシノに魅せられて ~東御苑・千鳥ヶ淵へ


 4月4日春うらら、桜も見ごろ、急にスケジュールがあいてお花見に。やっぱり千鳥ヶ淵でしょと思いつつ、東西線竹橋駅で下車徒歩5分の北桔(はね)橋門から東御苑へ立ち寄る。

 二の丸庭園の桜も7分咲き。1・2本では何か淋しい。昭和天皇が武蔵野の面影をイメージして造ったという二の丸雑木林も芽吹き始めている。石垣沿いの松の緑は江戸城の風格を感じる。桜を求めて歩く。芝生の広場の周りに十数本の桜。ゴザを敷いての花見客も。芝生に心地よさそうに寝転がっているのは外国人のグループばかり。

 向こう側にひと際白さの際立つ満開の桜を発見。木札にはアマギヨシノとある。  ソメイヨシノのルーツを研究するうちに1957年にできた品種だそうだ。エドヒガンザクラとオオシマザクラを父母に持つ点では共通点もあるが、なんとも華やか。5弁の花びらの中心はほんのりと桜色。一房にこんもりと花が密に咲きそろっている。高木ではあるが、下の方まで枝が伸びていて、桜の花に埋もれているような写真が撮れる。光り輝くアマギヨシノは心までも奮い立たせてくれた。
 
 すっかり桜を堪能したのだがもちろん予定通り千鳥ヶ淵へ。  テレビ報道そのままに平日だというのにボート乗り場は人の群れ、何時間待ちなのだろうか。ボートに乗って下からみる石垣と桜が美しいと聞く。7分咲きかと思われたソメイヨシノも人々の熱気でぐんぐん花開いていくように思われた。  お弁当を持ってこなかったことを悔やみながら、桜並木の緑道を歩き続けた。この日の歩数13000歩。