Cityかまがや126号 2018年夏号

連載エッセイ79 気まぐれティータイム
              雑感     (俳優) 江上真悟 http://ameblo.jp/egamax/  

 この原稿は4月下旬に書いていますが、美輪明宏さん主演の「愛の讃歌」東京・名古屋公演は既に終え、5月の福岡と6月の大阪公演を残すのみとなりました。美輪さんの舞台も今年で25年目の出演となります。

 4月からは専門学校の授業も始まりました。今年は「アクターズ・レッスン」と「演劇ワークショップ入門」を担当しています。ここでの講師は今年で27年目になります。
 役者を始めた年にオープンしたカウンター・バーでバイトをしていましたが、そのお店は今年で40周年になります。つまり役者も今年で40年!現在住んでいる街も今年で40年!この先、どんな道を辿っていくのでしょうか…。

 先日、本棚でフト目に入ったのが「葉っぱのフレディ」という絵本でした。改めて読み返してみると、新鮮な感動を覚えました。葉っぱを通して命の旅が描かれています。そのラストの一節──「冬が終わると春が来て、雪はとけ水になり、枯れ葉のフレディはその水にまじり、土に溶けこんで、木を育てる力になるのです。いのちは土や根や木の中の目には見えないところで、新しい葉っぱを生み出そうと準備をしています。大自然の設計図は寸分の狂いもなく、いのちを変化させつづけているのです。」

 今年に入ってから部屋での喫煙を避け、窓を開けてトイレで吸っています。その分、空を眺める時間が多くなりました。フ~っと吐く煙りの行く末を追いながら、「このまま終わらせたくない!」という思いが募ってきています。大自然の設計図には太刀打ち出来ませんが、自分自身の設計図は次のステージを狙って! ここでエガミ語録を一発!「限りある人生の時間。変わっていく過去と未来の量」  思うままに色々と書いてきたこの連載エッセイも今年で20年になります。