Cityかまがやかまがや 127 (2018年秋号)

連載エッセイ80 
気まぐれティータイム  「ある日のこと 」   江上真悟 (俳優) http://ameblo.jp/egamax/  

 銀座で飲んでいたら最終電車を逃し、タクシーで帰宅する羽目に…。そのうち運転手さんとの会話が弾み…。

(偶然その①) 運転手「実はタクシーの仕事は今日が最後で、その最後のお客さんですよ。」  エガミ「えっ、そうなんですか。こういうことってあるんですね。」  
 
(偶然その②) 運転手「実家で別の仕事をやるんです。」 エガミ「どちらなんですか?」  転手「鎌ケ谷という所です。」 エガミ「えっ!僕も実家は鎌ケ谷ですよ。」   

(偶然その③) エガミ「ところで『Cityかまがや』っていうタウン誌、知ってますか?」  運転手「よく知ってますよ。家内が愛読してましてね。その中でも役者さんが書いているエッセイが好きみたいで。」  エガミ「えっ!それって僕が書いてるんです。」  運転手「えっ!ホントですか!」   (そして別れ際) 運転手「長年タクシー乗ってて、その最後の日の最後のお客さんが貴方だったなんて、これって奇跡ですね。家内に言ったら、きっと驚きますよ。最後に良い思い出が出来ました。有難うございます。」

 偶然が三つも重なると、まさに奇跡ですね。僕にとっても良い思い出となりました。

 さて、この連載エッセイは今回をもって終了致します。20年間、素人の文章にお付き合い下さり有難うございました。これからは一読者として「Cityかまがや」を応援していきます。またいつの日か、この紙面に登場した際は宜しくお願いします。連載エッセイ①で書いた一節「自分でつくっている自分。自分で選んでいる自分。どんな自分をつくろう。どんな自分を選ぼう。」