Cityかまがや128号(2018年冬号)

鎌ケ谷市郷土資料館 第20回ミニ展示「鎌ケ谷幕末騒動記―本多の殿様と下総田中藩領の村々―

 一般的に幕末と呼ばれる時代は嘉永6年(1853)のペリー来航から始まるといわれています。この事件を契機として幕府は翌年、鎖国を解き、開国します。これにより、尊王攘夷の風が日本中を吹き荒れ、倒幕の機運が高まりました。ついに、江戸幕府は慶応4年(1868)をもって終わりを迎え、同年明治という新しい時代が始まりました。

 平成30年はこの慶応4年(明治元年)から、ちょうど150年目の節目に当たります。幕末から慶応4年までの市域はどんな様子だったのでしょうか。

 江戸時代、市域の約半分(粟野・佐津間・中沢・道野辺)は駿河国益津郡田中(現静岡県藤枝市)に城を構えた田中藩の領地でした。幕末の藩主は本多正訥です。
 元治元年(1864)、横浜鎖港を求めて蜂起した水戸天狗党の乱などの一連の幕末の騒動により市域でも治安が悪化しました。田中藩は下総領分の村々に「世界乱妨」の時節であるため、自衛に努めるようにと触れを達しています。これを受けて佐津間村では村独自の自衛についての取り決めを行いました。
 慶応4年(明治元年)に入り、新政府による統治が始まると、本多氏は領地替えとなり、市域はすべて新政府領となりました。しかし、領民の側からは大規模な反対運動が起き、本多氏も新政府へ訴願を行い領地の存続を求めました。領地替えの反対運動はどのような結末を迎えたのでしょうか。ぜひ、ご来館の上ご確認ください。

 また、領地替え騒動のほかにも幕末の市域や田中藩の動向を示す歴史資料を展示します。

会 期:2018年12月15日㈯ 〜2019年2月24日㈰
会 場:資料館2階展示資料館
開館時間:午前9時~午後5時
閉館日:月曜日と12/23㈰ 、12/29㈯~1/3㈭ 、 1/15㈫・2/12㈫
学芸員によるギャラリートーク:     12/22㈯・1/10㈭  1/16㈬・1/22㈫  午後1時半~2時
入場料無料