Cityかまがや130号(2019年6月6日発行)夏号 インタビュー

千葉ロッテマリーンズ 古谷拓郎投手       今年の目標はまず体力づくり

ぷろふぃーる  2000年4月21日生まれ。道野辺小、鎌ケ谷第二中、市立習志野高校卒。平成30年10月ドラフト会議にて千葉ロッテマリーンズに6位指名を受け入団。182㎝、76㎏(入団時)、右投右打、背番号65。ルービックキューブが得意  


4月9日マリーンズ球場。午前中二軍の試合、その後ミーティング。埼玉にあるマリーンズ寮に戻るバス出発までのわずかの時間を利用してのインタビュー。

■張りつめた空気感■

―先日の春の選抜高校野球大会で、出身校の市立習志野高校は決勝戦で敗れたものの準優勝で素晴らしかったですね。
 はい。勝つために行っているので、本当に残念でした。中継放送も見たかったんですが、練習があるので、見られなかったです。でも途中経過だけはチェックしていました。先日卒業したばかりですから。

―ドラフト指名を受けたときの気持ちは?
 習志野高校の校長室で、校長先生、習志野市長、野球部長、両親などと待っていましたが、名前を呼ばれるまでの時間が長くて・・呼ばれた時は本当に「ほっ」としました。うれしいというより「ああよかった」という気持ちでした。ほかの場所に、会見場も用意されていましたし、同級生も心待ちにしていてくれたし、あの張りつめた空気感を今でも思い出します。

―内々に話があるのでしょうか?
 マリーンズ球団の榎さんというスカウトの方が、面談していろいろ言ってくださいました。僕の尊敬する楽天の岸孝之投手に似てるタイプだといわれ、とてもうれしく思いました。  でも事前に球団の方とお話しても、名前呼ばれるまでは本当に入団できるかどうかわかりませんから、父もそわそわしておりました。緊張から解放されて本当にほっとしましたね。

■転機は高校2年の秋■

―いつごろからプロを目指そうと思ったのですか。
 高校入学時は全く思っていませんでした。大学でも「野球はやりたい」と思ってましたけれど。  ところが高校2年秋頃から注目されるようになって、冬頃からプロも視野に入れて考えるようになりました。

―噂によると勉強も良くできたそうですが、学校では何が得意でしたか。
 誰がそんなことを言ったんですか。実技科目は体を使うので大好きでしたけど、英語はちょっと苦手でした。でも古典は大好きでした。これは友達にすごくできる人がいたのでその影響です。  でも学校の授業はしっかり聞いてました。だから試験範囲の決まっているものは点数とれました。

―初めて親元から離れての寮生活ですが、不便なことありますか。
 特にありませんが、洗濯を毎日やることですかねえ。

―ユニホームも?
 いえいえ。私服の洗濯です。野球で使うものは全部球団でやってくれます。食事もカロリーや栄養が考えられたものが出るし、全く不便なことはありません。

―空いた自由な時間は何をしていますか?
 そうですね。結構時間はあるんですよ。テレビ見たり、音楽聞いたり、スマホでユーチューブ見たり。

―好きな言葉はありますか。
 野村克也さんの言葉ですが、「信は万物の基を成す」です。何事も信用が第一と思いますので、とても大切にしている言葉です。

■83㎏をめざして■

―ことしの目標は。
 体づくりです。が、それと並行して、二軍でしっかり実績を積んでいくことです。そうすればその先に一軍があると思いますから。

―体づくりというと、具体的には?
 筋力を作る必要があるのですが、まず体重を増やすことで、トレーニングコーチと相談しながらやっています。  76㎏で入団し、今79㎏になり、順調です。これから10月から11月にかけて83㎏まで増やしていく予定です。急に増やしすぎても怪我をしやすくなるのです。

―高校時代と比べて練習はきついですか。
 例えば走る分量でいえば高校時代の方が多いかもしれませんが、ただ走るのではなく、タイムを取りながらやったり、時間を変えたり、やり方が違うので、今の方がきつく感じます。

―まだ初登板はありませんが、鎌ケ谷スタジアムでのデビューを期待しています。
 ありがとうございます。鎌ケ谷の皆さん、よろしくお願いします。

*  *  *  入団が決まって、鎌ケ谷市長室を表敬訪問された1月時と比べて3kg増というのに、日焼けした顔はシャープになっている。日々体力づくり、筋力づくり、さまざまな野球練習と真面目に取り組んでいる姿が想像される。  自分の性格について「素直」「負けず嫌い」と語る。指導者の話を素直に聞けるのは素晴らしい才能だ。そこに負けず嫌いの根性が加われば鬼に金棒。  「食べる事が苦手」を早く克服して、たくさん食べて大きくなって、一軍登板の夢を実現。鎌ケ谷の先輩清田育宏選手と同じグランドでプレーする姿を期待したい。