Cityかまがや132号(2019年12月) 鎌ケ谷の自然を訪ねて131 

創刊号から、最終号まで   写真と文 秋山 秀一

 「次回が最後になります」だったか、「次回が最終号になります」だったか、はっきりとは覚えていないが、前号が家に届けられたとき、編集者のKさんから、この号が最終号になることを聞いた。

 『Cityかまがや』、33年もの長い間、よくも続いたものである。  創刊前に、Mさんと、今は亡きOさんのお2人が自宅にやってきて、「今度タウン誌を出すことになりまして、書いていただけないでしょうか」というようなことを言われた。  お2人が話すこれから出そうとするタウン誌に対する熱い思い、姿勢に共感し、直ぐに、「はい」と返事をし、1987年冬 創刊号に、「鎌ケ谷に暮らす」のタイトルで、鎌ケ谷に対する思いを書いた。

 第2号からは、「鎌ケ谷の自然を訪ねて」のタイトルで書くようになり、そのまま33年。今回が、その131回目、最終号となる。  その間、年に4回、Kさん、Fさん、Hさん、Mさん、Sさんなど、いろいろな人たちと一緒に、市内のあちこちを歩いた。  実に、楽しかった。  書きはじめたとき30代だったぼくも、来年古希を迎える。最初からずっと中心になってこのタウン誌を発行してきたAさん、Kさんは、ぼくより、若干(笑)、年上。  う~ん、疲れるよな~。広告取り、取材、編集、発行作業…。よくも、今まで…。大したもんである。しかも、創刊号から、ずっと、このタウン誌に対する姿勢が、まったくズレてない。  これは、すごいことだ。  そして、そのまま、品格を保っ たまま、最終号を迎える。  これも、また、カッコいい。  

 そんな雑誌が、この鎌ケ谷にあった、ということは、誇らしいことである。何事も、立ち上げることはさほど難しくはない。が、それを続ける、しかも内容を落とさずに、ということは、簡単ではない。そういう素晴らしいタウン誌に、創刊号から関わり、最終号まで付き合うことができたことは、ぼくにとっても、大きな喜びである。ぼくの、このタウン誌に対する思い、そして鎌ケ谷に対する思いは、『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』(新典社2016年発行)を読んでいただくと、よくわかると思う(イオン内の鎌ケ谷ブランド館にあります)。  「鎌ケ谷の自然を訪ねて」を読み、書かれたコースを実際に歩いた、という人もいる。貴重なご意見をくださった人もいる。ありがたいことである。  ぼくは、これからも、ずっと、鎌ケ谷に暮らし、自然を訪ねて、まち歩きを楽しんでいく。が、鎌ケ谷だけを歩いているわけではない。実は、年に1度、同行講師として参加する「秋山ツアー」で、皆さんと一緒に楽しい海外への旅に出る。今年の「秋山ツアー」は、バルト3国へ出かけた。これが、ぼくの、210回目の海外への旅。

 2年ほど前から、旅の途中で撮った動画を、YouTube「旅行作家秋山秀一の世界旅」で、配信している。160本余りの動画の中には、鎌ケ谷で撮ったものもある。興味おありの人は、ちょっと覗いてみていただくと…。  211回目の海外への旅の行先は、チュニジア。今後も、これまでと同じように、鎌ケ谷をベースに、世界中を歩いていくつもりである。  (旅行作家・元大学教授)

▲創刊号から最終号まで、 『Cityかまがや』と共に…。 感謝! ▶「鎌ケ谷まち歩きの楽しみ」(新典社)に鎌ケ谷の思い出を書きました。