鎌ケ谷の自然を訪ねて80    City かまがや     www.citykamagaya.com
   

鎌ケ谷の自然を 訪ねて80回。今、思うこと
            写真と文 秋山秀一

 『City かまがや』とは、創刊号からの付き合い。最初に「鎌ケ谷に暮らす」というタイトルで原稿を書き、第2号から、「鎌ケ谷の自然を訪ねて」を連載するようになって、今回のこの号で第80回になった。 「いつも楽しみに読んでいます」  なんて、そんなことを言われると、単純に喜んで、じゃあ次も書いちゃおうかな〜ってな感じで、ここまできてしまった。 「よく書くことがなくなりませんね」  と、言われたり、 「何にもないところから書くんですから、すごいですよね」  と、感心されたり・・・。  まあ、20年も続いているのだから、それなりに興味をもって読んでくださる方がいるのだろう、と、改めて、心から、感謝!

*  創刊号を開いて、20年前に書いたものを読み返してみると、 「鎌ケ谷が一番、とは思わない。しかし、今鎌ケ谷に住んで、ここから他の土地へ移りたい、と考えたこともない。それだけ、よけい、今、ここ鎌ケ谷という街が、住み心地の良い街、戻ってきたときに本当に落ち着く街であってほしいと思う。10年先、20年先にも」  こんなことを書いている。  そのときから20年経った今、ぼくはこの鎌ケ谷に住んでいる。  ということは、ウソを書いてはいなかった、ということに・・・。  その間、ほかの街に住みたい、と思ったことは一度もなかった。  創刊2号、連載が始まった「鎌ケ谷の自然を訪ねて」の第1回目には、こんなことも書いている。 「じゃあ、今の鎌ケ谷にはそういった自然は残っていないのだろうか?  いや、そんなことはない。たしかに少なくはなっているが、森も林も湧き水も、まだ、まだ、存在している。  気になるのは10年後、20年後。で、市内に残っている『自然』を、訪ねて、歩いてみることに・・・。」

*  20年前に書いたこの文章を今読み返してみて、全く古さを感じることなく、現在にもそのまま通じる、ということに驚いた。  『自然』というものと人間の暮らしとの関わり方の重要性、といったものは、時代が変わろうと、そう変わるものじゃないのである。  今大事なのは、これからのこと。 10年先、20年先、さらに、次の世代に、鎌ケ谷がどんな街になっているのか・・・?  そのことが、大切なのだ。  そこには今この街に暮らす市民、一人ひとりに当然のことながら、責任の一端がある。  そしてまた、今の鎌ケ谷の姿をそのまま記録にとどめておくことにも意義があるのである。  で、今後も「鎌ケ谷の自然を訪ねて」市内を歩くことに・・・。

*  今回は、編集部の二人にも登場願った。  このお二人、とてつもない行動力があるのに、なかなか控えめで、目立つことが大嫌い、ときている。本人の写真が載るなんて、もってのほか。で、いろいろな話をしたなかで、そのほんの一部のみを紹介することに・・・。 「楽しみにしているっていう人、多いですよ」 「あれは定着しているし、みんな歩いてみたりしているようですよ」 「この本の中の芯になっているって、言われます。感謝しています」 「私はKさんっていう人、尊敬しているんです」  そう言われて、Kさん、嬉しそうに、「それでも、20年続いたことがすごいですよ」と言うと、お二人、これまた笑顔で、 「そうね〜。いつの間にかね〜」  楽しい時間、楽しい会話・・・。これも、《Cityかまがや》があってこそ、そして、それが鎌ケ谷市民の信頼を得て、バックアップされているからこそ、であると思う。すばらしい〜、の一言だ。 「プレゼントがあるんです」  と言って、出されたものは、何と、創刊号から80号まですべてこの欄のコピーをとって、きれいにファイリングされたもの。オシャレですね〜。参ったね〜。これまた、感謝!  本当はここに編集部のお二人の写真を載せたいのだがそれは我慢。実はこの日も、ほんのちょいと、市内を歩いた。で、そのときの写真を・・。場所は、湧き水の流れている、中沢。野良仕事をする人と交流を楽しんだKさんだった。 (旅行作家・日本エッセイストクラブ会員)

▲湧水が流れる▲お元気ですか?何作っているんですか
戻る