タウン情報誌 Cityかまがや 92号

竹と鉄管と人力で〜 上総掘り体験 
「感謝の心」を感じてほしい

▼大久保校長

 鎌ケ谷市立西部小学校で上総掘りによる井戸作りが9月23日から開始され、この11月完成した。「本物にふれて本物になれ」が西部小のテーマ。子どもから地域住民まで2000人力を結集できた喜びを大久保俊輝校長は「人に感謝、水に感謝です」と語る。
 県からの補助金100万円、企業からの環境助成金90万円計190万円の予算が確保できた。以前の赴任校でも上総掘りを体験している大久保校長は積極的に陣頭指揮を執る。  千葉県に伝わる明治時代からの井戸掘り技術で重要無形民俗文化財「上総掘り」は開発途上国への技術指導で注目されたが、簡単な道具で500m以上も掘り進めることができる。
 今回は40mの深さまで堀り、ポンプをつける。これは防災用としても使用。又稲田池、めだか池を作り、田植え、稲刈り体験、水辺の動植物観察のできるビオトープ作り(5m×10m)と様々な夢をのせての計画だ。

 〈経過〉  上総掘り棟梁は田中伸一さん(船橋市高根台)そして八千代市在住の経験者二人の力を借りてPTAや地域の皆さんが毎日のようにお手伝い。極太の孟宗竹を2cm幅に加工してつなげる。このつなげ方も昔流。10月1日にはやぐらとヒゴ車が完成。ドラム缶を活用して掘削位置に埋め込む。さらに粘土水づくり、掘削により、排出される泥水の溜め池づくりなど、準備は順調に進む。みんな楽しげだ。ヒゴの先には掘り鉄管を装着して掘り進む。鉄管を塩ビ管(スイコ)に取り替えると勢いよく泥水があがってくる。この繰り返しで掘り進める。子どもたちもかわるがわる掘削にかかわった。

▼ヒゴと掘り鉄管を繋げる▼掘り鉄管のサキワ