タウン情報誌 Cityかまがや 93号

インタビュー 千葉ロッテマリーンズ 外野手 清田育宏選手 背番号1は ナンバーワンへの道

ぷろふぃーる 清田育宏(きよた・いくひろ1986年2月11日鎌ケ谷市生まれ。五本松小、第五中、市立柏高、東洋大を経て、NTT東日本へ、今期ドラフト4位にて千葉ロッテマリーンズ入団。右投げ、右打ちパワフルな打撃と強肩が売り。A型。180cm。85kg。趣味つり。好きな食べ物マーボー豆腐。

 鎌ケ谷生まれ鎌ケ谷育ちのプロ野球選手が誕生した。千葉ロッテマリーンズへ入団、1月9日浦和球場の宿舎に入寮した清田選手である。  1月24日早速浦和球場を訪問、練習の合間を縫ってインタビュー、今年にかける抱負を伺った。  2月からは石垣島キャンプに参加、いよいよプロ選手としての生活が始まった。

■ 仁村コーチにしごかれて ■
―すばらしい背番号ですね。
 はい。1ですからね。期待に応えられるようがんばりたいですね。
―寮生活はいかがですか。
 15歳の頃から、親元離れてるんで寮生活は慣れています。いい環境で、練習させてもらえるし、ひとり部屋ですし、僕より年上は大谷選手だけですし、気を使う事もなく快適です。
―今は自主練習ということですが。
 はい。コーチの練習メニューにそってやっています。今年に人生かかっていますから、強い気持ちでとりくんでいます。
―社会人野球チームの仕事と野球のバランスというのは?
 幕張での寮生活でした。午前中仕事して午後練習、試合が近くなると一日練習という具合でした。選手は30人くらいいました。
―そこでがんばった結果、プロへの道が開かれたわけですよね。  はい。以前巨人軍で活躍した仁村さんがNTT東日本のコーチをしていて、しごかれました。今考えてみると、あの厳しさがあったから、今こうしてプロになれたと感謝でいっぱいです。
■  やっとかなった夢 ■
―プロ選手になろうと思ったのはいつごろから。
 小学校2年生からです。「シーダーズ」という少年野球チームに入りました。市内大会では何度か優勝したことがあると思いますが。
―誰にあこがれていたのですか?
 誰ということもないんですが、皆でイチローさんの「振り子打法」の真似なんかをしていました。
―監督さんにはプロになったこと報告しましたか。
 はい。今も監督をしている人ですが「おめでとう。自分の教えた子がプロの選手になったのは初めてだ。うれしい」とエールを送ってくれました。
―中学時代は。
 硬式野球ですから、五中の部活ではなくて、少年野球の先輩がたくさん行っていた「柏ベースボールクラブ」へ入っていました。
―いろんな高校からの勧誘があったのでは。
 はい。でもあまりこだわってはいなかったので、姉が市立柏でバスケットをやっていたので、同じ学校に行きました。  残念ながら甲子園には行けませんでしたが、3年生の時県大会ベスト4でした。この頃はまだピッチャーで、大学4年で野手に。社会人は2年目にプロ解禁になるのでこうして入団できたわけです。
■  強い気持ちで ■
―夢が叶ったわけですが、節目節目で複雑な思いをしてきたのでは。
 そうですね。高校でも、大学でもドラフトにかからず願いは叶わなかったわけです。でも僕の力では高校で入団していたら、もう選手を辞めていたかもしれない。回り道かもしれないけど自分にとっては大学や社会人野球の中で得たものは大きいものがあります。  何もかも備えていれば、甘い気持ちになりますし、傲慢にもなります。お金をもらって野球をやるわけですから、必死にやる強い気持ち、特にチームプレーですから、こいつのために打ちたいという強い気持ちが大事です。どんなに苦しい時でも笑顔でグラウンドにたちたいなと思っているんです。  
 *  *   *
 23年前取材したヤクルトスワローズの後関選手についで二人目の鎌ケ谷生まれのプロ野球選手だ。  社会人野球からの入団。さすが大人である。人間あれこれ研鑽を積み、技術を磨いても最後にそれが発揮できるかどうかは清田選手のいう「強い気持ち」なのかもしれない。その強い気持ちが抑えきれないくらい今、沸々と湧き上が ってきているようだ。これからが夢の始まり。人生の大勝負、今年の活躍を見守りたい。がんばれ!

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清田くんは性格はやんちゃな面もあって、皆から好かれ、リーダーシップもありましたね。家庭環境が良くて、素質もあり、性格もいい。プロ選手になって本当にうれしいです。  彼は反射神経がいいですね。4年生で捕手。6年生の頃は投手ですが、県大会の勝率は8割。私もプロを目指して高校まで野球をやっていたので(ヘルニアになって断念)、プロ選手を育てることは夢でした。将来を考えて投げ方、取り方、スイングの仕方など技術的なことも指導。でも何よりチームプレーですから、皆で助け合う気持を大切にしました。  即戦力が期待されてるわけですから、今年が正念場です。活躍を楽しみにしてます。